車道の様子に気を取られ、歩道の自転車と衝突 9歳の女児が死亡

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26日午前、高知県高知市内の国道195号で、歩道を走行していた自転車と、道路沿いの駐車場から進出してきた中型トラックが衝突した。自転車はトラックに弾き飛ばされて転倒。乗っていた9歳の女児が死亡している。

高知県警・高知署によると、事故が起きたのは26日の午前10時20分ごろ。高知市高須2丁目(N33.33.27.2/E133.35.12.8)付近の国道195号で、歩道を走行していた自転車と、道路沿いの駐車場から進出してきた中型トラックが出会い頭に衝突した。

自転車は弾き飛ばされるようにして転倒。乗っていた9歳の女児は頭部を強打。近くの病院に収容されたが、出血性ショックが原因で約4時間後に死亡した。警察はトラックを運転していた岡山県岡山市に在住する53歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。女児死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。

現場は片側1車線。路面電車(土佐電気鉄道)の併走区間にあたり、幅員は狭く、見通しも悪い。現場から国道の車道へ進出するためには線路を横断する必要があるという。

調べに対して男は「自転車にはまったく気づかなかった」、「衝突音で事故を起こしたことに気づいた」などと供述しているようだ。警察では車道や軌道の様子に気を取られ、歩道への注意が向かなかった可能性が高いと推測している。

《石田真一》

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