帝国データバンクが発表した8月の全国企業倒産集計によると、倒産件数は前年同月比2.4%増の1042件となった。15か月連続で増加となっているが、倒産件数は今年最小だった。
負債総額は同66.2%減の2753億4400万円となり、集計基準を変更した2005年4月以降、最小だった。
8月は食料品や衣料品などの販売不振が影響し、小売業の倒産が増えた。負債総額5000万円以下の小規模倒産が457件、全体の4割以上を占めており、小規模倒産が多い。借入金の返済負担など、中小・零細企業の資金繰りは依然として厳しい模様だ。