事故ではなく殺人、単独事故を起こした男を逮捕

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8月29日夜、兵庫県三木市内の県道を走行中の乗用車が単独横転する事故が起きた。後部座席から心肺停止状態の男性が発見されたが、事故前に暴行されたと判断。男性はその後に死亡したため、警察はクルマを運転していた28歳の男を殺人容疑で逮捕している。

兵庫県警・三木署によると、事故が起きたのは8月29日の午後7時ごろ。三木市志染町井上(N34.47/E135.2)付近の県道を走行していた乗用車が路外に逸脱。縁石に接触した弾みで横転した。

事故を目撃した近隣住人が消防に通報。駆けつけた救急隊員がクルマに乗っていた男性2人を救出したが、後部座席にシートベルト未着用で同乗していた高齢男性は顔面から出血し、心肺停止状態だった。男性は近くの病院に収容されたが、その後に死亡を確認。所持品などから神戸市北区内に在住する66歳の男性と判明した。

死亡した男性の顔面は事故によるもの(一度の強い衝撃)ではなく、殴打による複数回の打撃痕とみられたことから、病院は警察に通報。同署員がクルマを運転していた28歳の男を追及したところ、「仕事の進め方で口論となり、カッとなって殴った」などと供述したことから、殺人容疑で逮捕している。

調べに対して男は「殴ったのは午後3時ごろ」、「頭にきた、殺すつもりで殴った」などと供述しているという。警察では事故発生の経緯を含め、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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