丸紅は、オランダの100%子会社であるマルベニLPホールディングス(MLP)が、チリ共和国ミネラ・エスペランザ社、ミネラ・エル・テソロ社の銅鉱山権益30%を取得した際の権益取得代金に関し、総額6億5000万米ドルのリミテッド・リコース・ファイナンスの融資契約(アクイジションファイナンス)に調印したと発表した。
アクイジションファイナンスは、国際協力銀行、三井住友銀行、みずほコーポレート銀行、三菱東京UFJ銀行の銀行団で構成、このうち民間銀行団によって構成される部分は、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)がその一部を債務保証している。このファイナンスの組成により、丸紅はチリ共和国銅鉱山権益取得に関わるリスクの一部を銀行団並びにJOGMECに移転する。
みずほコーポレート銀行、英ロイヤルバンク・オブ・スコットランドが丸紅のファイナンシャル・アドバイザーとしてファイナンスの組成に関与した。