27日朝、福島県会津坂下町内の磐越自動車道上り線で、工事による車線規制のために停車していたクルマの列に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突。車両8台が関係する多重衝突に発展した。この事故で6人が重軽傷を負っている。
福島県警・高速隊によると、事故が起きたのは27日の午前7時50分ごろ。会津坂下町開津付近の磐越自動車道上り線で、道路工事による車線規制のために停車していたクルマの列に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突。車両8台が関係する多重事故に発展した。
トラックは車列後方の3台へ追突した後に急ハンドルを切ったが、弾みで中央分離帯に衝突。方向を変えてさらに前進して車列前方の2台に突っ込んだ。この事故で6人が骨折や打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側2車線の直線区間。事故当時は下り線で道路補修工事が行われており、上り線の一部区間で上下の交互通行としていた。警察ではトラックを運転し、重傷を負った41歳男性の回復を待ち、自動車運転過失傷害容疑で事情を聞く方針だ。