ユニチカ、VOC除去シートを開発 車内の有毒成分を低減

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ユニチカ、VOC除去シートを開発 車内の有毒成分を低減
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ユニチカは、活性炭繊維による自動車用「高性能VOC除去シート」を開発した。

これまでのキャッチャー剤では難しかった低級アルデヒド(ホルムアルデヒドやアセトアルデヒド等)の低減を可能とすることで、自動車室内の多種多様なVOC(揮発性有機化合物)を低減する。低級アルデヒドの吸着性能は、従来の活性炭繊維シートに比べ、最大10倍の性能を持つとしている。

今回開発した高性能VOC除去シートは、活性炭繊維に特殊化学処理を施すことにより、低級アルデヒドを化学的に活性炭内部に固定化、従来の活性炭繊維シートに比べ、低級アルデヒドに対して3 - 10倍の高い除去性能を持つ。さらに、この特殊処理は活性炭繊維の微細な細孔を閉塞させないため、その他のVOC(トルエンやキシレンなど)除去性能を低下させることなく、高い除去性能を発揮する。

また、高性能VOC除去シートは、難燃性、低発塵性に優れており、自動車の座席シートやフロアカーペット、ドアトリム、天井材などの内装材との一体化を容易にする。

《レスポンス編集部》

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