2人をはね死なす 免許取得経験なし「クルマは男が運転する」

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茨城県竜ケ崎市内の県道で、道路を横断していた男女が乗用車にはねられ死亡した。警察はクルマを運転していた男を現行犯逮捕した。この男には免許取得歴が無かったが、「クルマは男が運転するもの」と話しているようだ。

茨城県警・竜ケ崎署によると、事故が起きたのは19日の午後11時20分ごろ。竜ケ崎市入地町付近の県道で、60歳の女性と46歳の男性が道路を横断しようとしていたところ、進行してきた乗用車にはねられた。

2人は近くの病院に収容されたが、いずれも全身強打が原因でまもなく死亡。警察はクルマを運転していた26歳の男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。

現場は片側1車線の直線区間。クルマを運転していた男は免許の取得歴が一度も無かった。事故当時に運転していたのは、勤務先の同僚である女性が所有するものだったが、この女性に対しては免許の不所持を知らせていなかった。

調べに対して男は「脇見をしていた」など供述。無免許運転については「クルマは男が運転するものなので、事故当時も運転していた」などと話しているようだ。警察では男が以前から日常的に無免許運転を続けてきたものとみて、調べを進めている。

《石田真一》

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