逆上男、ショベルカーで警官を威嚇

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新潟県長岡市で、逆上した58歳の男が、職務質問を行おうとした警官に対し、ショベルカーで威嚇するとともに約1kmに渡って逃走する事件が起きた。親族との口論が事件の発端とみられるが、男は動機について一切の供述を拒んでいる。

新潟県警・与板署によると、事件が起きたのは19日の午前11時ごろ。長岡市寺泊敦ケ曽根付近にある容疑者宅を訪れていた親族から「男が暴れている」との通報が寄せられた。

これを受けた同署員が急行したところ、男はショベルカーに乗り込み、職務質問しようと接近した警官に向かってアームを振り回すなどして威嚇した。

男はショベルカーを自走させて県道を逃走。約1km離れた燕市内の信濃川河川敷まで到達すると、地面に穴を掘ってパトカーの追跡を妨害したり、アームでもぎ取った立ち木を投げつけるなどしたが、最終的には警官に取り押さえられ、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。負傷者は出なかった。

調べに対し、男は黙秘を続けており、動機などについても一切語っていないという。通報者の親族は警察の聴取に対して「自宅リフォームについて話し合いをしていたが、男の想定を超えた金額の工事を勧めたところ、逆上した」などと証言している。

《石田真一》

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