国土交通省は22日、2008年度自動車整備事業の認証、優良、指定等に係る集計結果をまとめた。それによると、認証工場は前年度より904工場増えて9万1266工場となり、指定工場も191工場増の2万9079工場となった。
08年度の新規認証は前年度より193工場少ない2405工場だが高水準を維持。認証廃止は1501工場で前年度より62工場少なかった。新規指定は、524工場、指定廃止は333工場で、いずれも前年度より減少した。
認証の廃止理由を見ると、専業では自己都合、事業合理化、後継者難、経営不振・倒産で全体の8割を占め、ディーラーでは事業合理化が7割を占めた。
認証工場の業態別ベスト3は、㈰専業808工場㈪車体整備業687工場㈫ディーラー以外の自動車販売業138工場。指定工場工員要件の緩和を活用した新規指定工場は220工場で、新規指定の42%を占めた。
指定整備率は0.3ポイント増加して73.4%となった。
処分件数は190件で、前年度より80件減少したが、保安基準不適合車に適合証を交付した事案が目立つほか、依然としてペーパー車検による処分も3件あった。