女児連れ去り、阻止しようとした母親が軽傷

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10日午後、大阪府堺市北区内の市道で、小学校低学年の女子児童が写真撮影を装って接近してきた男にクルマで連れ去られ、これを追いかけた母親がクルマでひきずられる事件が起きた。母親は軽傷。女児にケガはなかった。クルマはそのまま逃走している。

大阪府警・北堺署によると、事件が発生したのは10日の午後3時15分ごろ。堺市北区新金岡町付近の市道を歩いていた下校中の小学校低学年の女児に対し、20-30歳代とみられる男が「写真を撮らせてくれ」と接近してきた。

男は女児に対して「雨が降ってくるから別の場所に行こう」と誘い出し、自らのクルマに乗せたが、これを女児の兄が目撃して母親に報告。母親はクルマを追いかけ、ドアノブをつかんで抑止しようとしたが、約5mに渡ってひきずられて転倒。腕などを打撲する軽傷を負った。

クルマはそのまま逃走したが、女児は約250m離れた場所で解放され、徒歩で自宅に戻っている。ケガなどはなかったが、警察では未成年者誘拐や軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始している。

逃走したクルマは白っぽい色をした軽乗用車とみられる。警察ではわいせつ事件に発展する可能性もあったとみて、過去に周辺で起きた類似事件との関連も調べている。

《石田真一》

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