京商は、本格的な4チャンネル操縦が可能な手のひらサイズのラジコンヘリコプターとして話題を集めた「ミニュームAD キャリバー120」シリーズの第3弾で操縦性能をさらに高めた『ミニュームAD キャリバー120 Type S』を7月下旬から発売する。
従来の超小型ヘリではテールローターとモーターのコントロールのみによる左右回転と上下動作だけだったが、4チャンネルマイクロメカとジャイロの装備により、前後左右、上下、ホバリングが自由自在なモデルとして投入したミニュームAD キャリバー120。このマイクロヘリコプターにリアルなボディを装着し、適材適所の素材を採用、より安定した飛行としたのがType S。
新型機は、送信機のスロットルスティックをスプリングレスのフルストロークタイプに変更。スロットルスティックが、下から上まですべてのストロークを使ってモーターコントロールを行うことができるため、モーター回転をよりきめ細かに制御することが可能となり、操縦し易さを向上した。
さらにリターンスプリングを組み込んでいないため、どの位置でもスティックはそこにとどまり、例えばホバリング時などは、一定の小さな範囲でスティックを小刻みに操作するため、スプリングの反発力に邪魔されないコントロールが可能。これらにより、通常サイズのラジコンヘリコプターを使っているユーザーにも、違和感なく操縦を楽しめるとしている。
また、「Type R」と同様にゆとりと耐久性向上のために、Φ12mmモーターを使用。重心位置も下げたことで、安定性が大幅に向上し、初心者でも扱いやすくした。
さらに軽量ボディのためゆとりのある操縦性を発揮すると共に、丈夫なメインローターによってラフな接地にも壊れにくく、本格操縦システムなのに、トイヘリコプター並みの手軽さで楽しめる。
Type Sは工場完成しているレディセットで、送信機に電池をセットし、付属のリチウムポリマーバッテリーを送信機で充電するだけで、すぐにフライト可能。フライト時間は約40分の充電で約4分。
価格はレディセットが2万8350円。