ANAグループは10日、国際線貨物における「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)の8月分の運賃額改定を国土交通省に申請したと発表した。7月分に続いての引き上げとなる。
同社グループでは、4月から燃油特別付加運賃額を、航空燃料市況価格に基づいて毎月見直すこととしている。6月1日から6月30日の同価格の1か月平均が、1バレル当たり76.54ドルに達したため値上げをせざるを得ないと判断、改定を行う。
8月1日発行分より、北米・欧州・中東への長距離国際線については現行の1kgあたり45円から63円に、シンガポール・タイ・ベトナムへの遠距離アジア線は同32円から47円に、韓国・台湾・中国への近距離アジア線では同29円から44円に引き上げとなる。