沖データ、LED用にルネサステクノロジの生産拠点を取得

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沖データとルネサステクノロジは、沖デジタルイメージング(ODI)がルネサス東日本セミコンダクタの群馬開発デバイス本部の旧半導体前工程ライン(群馬県高崎市)の土地・建物・用役設備を買収することで基本合意した。

沖データは、2008年度策定の中期事業計画で2011年度に現在の2倍のLEDプリンタ販売を計画しており、LED生産規模を拡大する必要があった。ODIは、LEDプリンタ印字ヘッドの開発・生産子会社で、現在は八王子事業所で開発とLED前工程を生産している。今後、ルネサスから買収する新拠点に移転し、2010年4月より稼動を開始する。

新拠点のクリーンルームは、従来の約2倍の面積をもち。クリーン度も高いため、生産ラインの効率化で生産容量の4倍増を見込める。また、プリンタ開発拠点である沖データ高崎事業所とも近くLEDプリンタの開発期間短縮効果も見込まれる。

ルネサスは、生産構造の最適化を進めており、この一環として、生産能力に制約があったルネサス東セミの群馬開発デバイス本部旧半導体前工程ラインを2007年10月に閉鎖した。同工場の半導体製造装置の搬出も完了し、クリーンルーム建屋として再活用できるか譲渡先を検討してきたが、沖データからの申し入れを受けて、今回売却することを決めた。

今後、沖データとルネサスは、10月末までに正式契約を締結し、11月末までに、譲渡を完了する予定。

《レスポンス編集部》

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