【新聞ウォッチ】静岡知事選自公敗北、「首相退陣論」加速も

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年7月6日付

●静岡知事選民主が勝利 川勝氏、自公推薦に小差(読売・1面)

●トヨタ事業継続ヘ調整、合弁解消米工場(読売・2面)

●凍結国道再開の動き、コスト減、効果再評価で(読売・9面)

●電気自動車でお届け、日本郵便、来年度にも実用化へ(朝日・6面)

●ツール・ド・フランス、新城5位でゴール、第2S(東京・16面)

●人こと業界のリーダー、忍耐・一貫性必要、日産・ゴーン社長(日経・9面)

●介護向けなど身近なロボ、安全技術を標準化、パナソニック・トヨタなど(日経・12面)

ひとくちコメント

きょうの各紙は静岡県知事選の投開票結果一色である。無所属新人で前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(民主、社民、国民新推薦)が、無所属で前自民党参院議員の坂本由紀子氏(自民、公明推薦)ら新人3氏を破り初当選。最後まで競り合った坂本氏とはわずか1万5000票差の大接戦だった。日経を除く各紙が1面トップ、2面、3面などに解説記事を掲載、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙が社説でも取り上げている。

地方の知事選がこれほどまで大きく取り上げられるのは与野党が次期衆院選の「前哨戦」と位置づけていたからだが、「また誤算、首相窮地」(朝日)、「首相退陣論拡大も」(産経)などと、苦戦が予想される12日の東京都議選を待たずに「麻生降ろし」が加速するものとみられる。

こうした中、民主党政権の現実味も増している。そこで気になるのが高速料金。きょうの毎日のコラム「風知草」で山田孝男専門編集委員が「タダと千円」再び、と題して自民と民主の政策の違いを論じている。興味深いのは「高速道路では、構想のスケール、インパクト、スピードにおいて(タダの)民主党案が優れていると認めざるを得ない」と結んでいる。政権交代なら、慌てて取り付けた「ETC」も不要になる。

《福田俊之》

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