フタバ産業、監査法人が内部統制監査報告書に意見表明せず

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フタバ産業は29日、あずさ監査法人から、2009年3月期の内部統制報告書に添付される「内部統制監査報告書」について「意見を表明しない」と記載された内部統制監査報告書を受領したと発表した。

あずさ監査法人の内部統制監査報告書によると、フタバ産業は、当初計画段階で評価範囲から除外していた会社の固定資産プロセス、会社及び連結子会社の資金プロセス、不正な金融支援に関与した連結子会社及び持分法適用会社各1社の全社的な内部統制について、評価手続を行うことができず、会社の販売、購買、在庫、決算財務報告プロセスについては、一部未了な評価手続があるため、財務報告に係る内部統制の評価は完了していないとしている。
 
フタバ産業は評価範囲の制約による影響が重要であると判断、財務報告にかかる内部統制についての最終的な評価結果を表明していない。このため、監査法人は、フタバ産業の2009年3月31日現在の財務報告にかかる内部統制について、内部統制報告書に対する意見表明のための合理的な基礎を得ることができなかったとしている。
 
監査法人では、内部統制報告書で評価範囲の制約とされた内部統制の財務報告に与える影響の重要性から、フタバ産業の財務報告に係る内部統制の有効性について、結論を表明しない旨を表示した内部統制報告書に対する意見を表明しないことにした。

《レスポンス編集部》

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