東海大学は、10月25 - 31日の期間開催される、オーストラリア大陸を縦断する世界最大級のレース「グローバル・グリーン・チャレンジ」に、太陽光のみを動力源とするソーラーカーで出場する。
グローバル・グリーン・チャレンジは、世界各国の大学などが企業の支援を受けて開発したソーラーカーや電気自動車などを走行させ、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで約3000kmの走行タイムを競う。
今回、ソーラーカーの高効率走行の研究に取り組む東海大の木村英樹教授(工学部電気電子工学科)が指導する、学生を中心とした計19名のプロジェクトチーム「東海大学チャレンジセンターチーム」が、ソーラーカー部門に出場。
東海大学チームが開発するソーラーカー「Tokai Challenger」には、シャープの高性能太陽電池が搭載される。シャープが提供するのは、セル変換効率30%、出力1.8kwの化合物太陽電池で、現在、化合物太陽電池は主に人工衛星に使用されている。
また、ドライバーには、1997年のパリダカで、日本人として初めて総合優勝した篠塚建次郎氏も起用される予定。