三菱電機は、サンパウロに「三菱電機ブラジルFAセンター」を新設し、7月1日から業務を開始すると発表。日系企業が相次いで進出しているブラジルでFA(ファクトリーオートメーション)製品のサービス体制を強化する。
ブラジルでの同社FA製品に関するサービスは、これまで米国の「北米FAセンター」とブラジルの現地代理店を通じて実施してきたが、より高度で迅速なサービスが求められている。
今回、ブラジルFAセンターを日系企業が多く進出するサンパウロ地区に新設することで、技術的な相談から、顧客がエンジニアを育成する際のサポート体制を充実する。
同社によると、南米最大の自動車市場であるブラジルでは、自動車の潜在需要が大きく、販売も堅調に推移している。多くの日系大手自動車メーカーと部品メーカーは、今後の需要増加に対応するためサンパウロを中心に進出して生産体制の整備や設備拡張を進めていることから、FA製品のさらなる需要拡大が期待できるとしている。
同社は、ブラジルFAセンター開設により、日系企業向けサービスの強化と、現地FAビジネスの拡大を図る。