100m離れても、フォルクスワーゲンとわかる「アイコン」がデザインのテーマとしてあると、今回の3代目『シロッコ』のデザイナーフォルクスワーゲンAGデザイン部エクステリアデザイナー アンドレアス・ミント(Andreas Mindt)さんは言う。
「例えばフロント周り。ラジエーターグリルや、バンパー、そしてバンパー下のエアインレットは、水平を強調したラインで構築されています。これは新しいフォルクスワーゲンの顔となっていて、例えば6代目『ゴルフ』も同様のモチーフを持たせています。もっとも、ゴルフよりは主張の強いデザインにはしましたが」
「実は、初代のゴルフとシロッコも同じように当時のデザインテーマを意識したフロント周りとなっているのです」 フォルクスワーゲンは以前からデザインテーマとして「アイコン」を大切にしていたのだ。