ブガッティの超希少車、オークション落札額記録更新か?

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米国の大手オークション運営会社、グッディング&カンパニー社は4日、8月15-16日に開催されるコンクールデレガンスのオークションに、1936年式ブガッティ『タイプ57Cクーペ』が出品されることを明らかにした。

このタイプ57Cクーペは歴史的に見て、非常に高い価値のある1台だ。何しろ、創業者のエットーレ・ブガッティ氏の誕生日プレゼントとして、1936年に特別に製作されたモデルなのである。ブラック&グリーンの特注ボディには、3257ccの直列8気筒エンジンが積まれ、当時としては超1級の最高速度153km/hを誇ったという。

やがて第2次世界大戦が勃発するが、この57Cクーペは難を逃れた。しかし1947年、エットーレ・ブガッティ氏が死去。同氏が寵愛した1台だけに、57Cクーペはフランス・モルスハイムのブガッティのワークショップで入念に整備が行われた。その後、このシャシーナンバー「57335」は、ブガッティ家に近い人物がオーナーとなり、万全のコンディションを維持し続けている。

ところで、最近のオークションでは、5月にイタリアで開催された「フェラーリ:伝説と情熱」において、1957年式フェラーリ『250テスタロッサ』が、902万ユーロ(約11億5000万円)で落札。自動車オークションの最高落札額記録を塗り替えたばかりだ。今回の57Cクーペはその希少性から、フェラーリの記録を更新する可能性があるといわれる。早くもコレクターが熱い視線を送る57Cクーペ、いったい、いくらで落札されるだろうか。

《森脇稔》

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