標識柱に衝突のクルマ、死傷の6人全員ベルト未着用か

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25日未明、山形県遊佐町内の国道7号を走行中の乗用車が路外に逸脱。道路左側の標識柱に衝突した。クルマは大破。助手席にシートベルト未着用で同乗していた21歳の男性が死亡。運転者を含む男女5人が軽傷を負った。

山形県警・酒田署によると、事故が起きたのは25日の午前1時10分ごろ。遊佐町菅里付近の国道7号で、第2車線を走行していた乗用車が第1車線側に逸脱。そのまま道路左側の縁石を乗り越え、路側帯に設置されていた道路案内標識柱に衝突した。

クルマは衝突によって大破。助手席に同乗していた21歳の男性が頭部を強打。酒田市内の病院に収容されたが、約3時間後に脳挫傷が原因で死亡。運転していた25歳の女性と、後部座席に同乗していた23-24歳の女性4人が打撲などの軽傷を負った。警察ではクルマを運転していた男性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いている。

現場は登坂車線を含む片側2車線の直線区間。死傷した6人は宮城県仙台市内で行われたダンス大会に出場。秋田県秋田市方面まで帰る途中だった。現場にブレーキ痕が無く、運転していた男性が「ボーッとしていて、気がついたら衝突していた」などと供述していることから、居眠り運転の可能性が高いという。

クルマに乗っていた6人全員が事故当時にシートベルトを着用していなかった可能性が高く、これが被害を拡大させたとみられており、警察が詳しい検証を進めている。

《石田真一》

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