BMWグループが14日に発表した2009年第1四半期(1 - 3月期)の連結業績では、消費者心理の冷え込みが続いていることや、借り換えコストが高騰していることから悪化しているとした。
グループ売上高は販売台数の減少により、前年同期比13.4%減の115億900万ユーロとなった。金利払前税引前損益(EBIT)は5500万ユーロの赤字だった。前年同期は8億2700万ユーロの黒字だった。
税引前損益は1億9800万ユーロの赤字、税引後損益は1億5200万ユーロの赤字だった。
BMWグループでは現在の危機を乗り切るため、コストと販売の両面で広範な効率改善対策を急ピッチで進めている。第1四半期も引き続きコスト構造の改善に取り組んだ。乗用車部門は在庫をさらに減らしたほか、運転資本の大幅削減を図った。これにより、フリーキャッシュフローは2億2000万ユーロのプラスとなった。
第1四半期末のグループ流動性は総額100億2500万ユーロへと改善した。
BMW、MINI、ロールス・ロイスの3ブランドを合わせた売上げ台数は同21.2%減の27万7264台だった。