ロータスエンジニアリングは自動車技術会主催の「人とくるまのテクノロジー展2009」に出展し、同社の環境対応自動車技術を示す。今回の技術展示は、「多用途車両構造」、「オムニボアエンジン」、「麻素材シート」。ロータスの最新スポーツカー、『エヴォーラ』のシャシーは、「ロータス多用途車両構造」を採用した。この構造は車両総重量1900kgまでの車両に対応する。この構造による生産プロセスは、初期コストが少なくてすみ、中量規模生産に向く。エヴォーラでは、『エリーゼ』ファミリーにも採用されている、押し出し材と曲げパネルとの“接着&リベット”技術を発展させ、現代的な乗降性のデザイン、モジュラー生産、修理コスト低減を実現した。オムニボアエンジンは、再生可能で持続的発展可能なアルコール燃料を用いたコンセプトであり、同種の燃料を用いた車両の航続を延ばすことが期待される。展示されるのは単気筒モノブロックで、革新的な2ストローク可変圧縮比機構を有する。アルコール燃料でもガソリンでも高い熱効率を持つように設計されている。ロータスの「エコエリーゼ」プロジェクトは、テールパイプ周りのCO2にとどまらない環境対応技術を推し進める。持続可能な素材である麻などをボディパネルや内装に使用し、水性塗料と組み合わせる。人とくるまのテクノロジー展には麻素材で作られた軽量シートが展示される。麻の利点として、製造時の消費エネルギーが比較的小さいこと、植物として成長する過程でCO2を吸収することもあげられる。
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