カカオとニンジンとジャガイモで走るF3

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カカオが燃料、ニンジンでステア、車体はジャガイモ、コーナリング速度は200km/h、というF3レーシングカーを、英ウォーリック大学が開発した。まだ研究開発途上であるが、このほど走行可能な状態になった。  

F1に代表されるようにモータースポーツ参戦には多額の費用がかかるいっぽう、企業はスポンサー効果に疑問を持ち始め、モータースポーツの存続可能性が問われるようになった。そこでウォーリック大学では、環境的に許容される部品や技術を用いながら、競争力のあるレーシングカーを制作することにした。  

プロトタイプは、持続可能で再生可能な素材で作られた、初めてのF3レーシングカーだ。エンジン以外はすべてF3のレギュレーションにのっとっている。プロトタイプのエンジンはバイオディーゼルエンジンで、燃料はチョコレートかすや植物性の廃油から精製される。  

車体の主要部品も植物から生成されている。ステアリングホイールはニンジン(人参)などの根菜から、シートはアマ(亜麻)繊維と大豆油から作られた。潤滑油も植物油ベースだ。  

クラッシュの後、破損した車体が食用に供される?

《高木啓》

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