ゼネラルモーターズ(GM)の、シボレー『クルーズ・WTCC』が、フランスのテレビチャンネルTF-1が製作するテレビ映画『Aveuglement』(盲目的に、の意)に登場する。
この映画はモータースポーツを愛する若い盲目の男のストーリーを描いたフィクション。男は自らの能力と、助手席に座ってガイド役を務めてくれる友人のサポートのおかげで、カーレースへの参加を果たす。シャーロット・ブランドストームが監督を務め、フランス人俳優ベルナール・ル・コックとステファン・デバクが出演するこの映画は、今年10月に放映予定。
映画に登場する車両は、クルーズ・WTCCの最も初期のプロトタイプで、「J300」というコードネームで呼ばれているもの。開発の初期段階に使用されたモデルで、映画出演が無ければスクラップされる運命にあった。
映画の中でクルーズが数回回転してから横転した状態で止まるという迫力あるスタントシーンの撮影は、初代である父親レミーの家業を継いだ世界的なスタントマン、ミシェル・ジュリエンヌをコーディネーター役に迎え、フランスで行われた。