開国博Y150…横浜に巨大クモ2匹現る

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国際港湾都市の神奈川県・横浜市は2009年で開港150年を迎え、記念イベント「開国博Y150」が4月28日から9月27日まで市内で開催される。「Y150はじまりの森」(新港地区8街区)」のハイライトは機械仕掛けの巨大なクモ2匹だ。  

クモの高さは約12m、重さは約37tという“スペクタクルアート”。平たい顔と2本のくちばし、そして糸を発生する袋を抱える。さらに8本の足が組み合わさる。足の関節は油圧により、屈伸や上下する仕組み。  

これらを操作するスタッフのためにクモの各部分に操作スペースが組み込まれている。顔には水やスモークを操作したり、移動時の上下運動をする3人、クモの下には左右4人ずつ、8本の足の操作スタッフがいる。パレードのように移動する場合は、クモを支えるクレーン形式の自走式シャーシーが動く。  

クモを引き連れて日本初上陸したのは巨大スペクタクルアート劇団「ラ・マシン」(La Machine)だ。拠点はフランス西部にある港町ナント市。ナント市と横浜市は、“クリエイティブ・シティ”として文化芸術交流を促進する縁である。  

劇団は旧い造船所に鉄工や木工をベースにした工房をもち、劇やパフォーマンスの中核となる構造物の制作をはじめ、音楽や特殊効果を使った機材を整える。スタッフは約70人。代表はフランソワ・ドゥロジエール(45歳)で、建築やアートを学んだ経験を生かして舞台監督やアートデレクターを勤める。1998年に設立、ラグビーワールドカップ開会式のパフォーマンスや巨大像、巨大水牛などの実績がある。  

開国博Y150のプレイベントとして4月16日から19日まで、ラ・マシンのパフォーマンスが赤レンガ倉庫街やみなとみらい地区で繰り広げられた。2匹の巨大なクモは“横浜の街を劇場化する”をコンセプトに、市街をパレードした。  

開国博Y150の総合プロデューサーである小川功記氏は「単に巨大ロボットの初上陸とするのではなく、巨大クモの動作や行動を通じて、劇場ではなく広い公共空間である横浜市内でのパフーマンスにより、市民みなさんの可能性や次世代につながることを考えていただくヒントになれば幸です」と語る。

《浜田拓郎》

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