踏切から線路内に進入、列車と接触

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20日深夜、群馬県伊勢崎市内にあるJR両毛線の踏切で、軽乗用車が線路内に誤進入し、通過中の普通列車と接触する事故が起きた。クルマは中破。運転していた64歳の女性は車外に脱出していて、ケガはなかった。

群馬県警・伊勢崎署によると、事故が起きたのは20日の午後10時10分ごろ。伊勢崎市豊城町付近にあるJR両毛線・伊勢崎 - 国定駅間の踏切で、64歳の女性が運転する軽乗用車が線路内に右折進入した。

クルマは線路を約8mに渡って走行。異常な振動で誤進入したことに気づいた女性はハンドルを切って線路外にクルマを出そうとしたが、底部がレールに引っかかって立ち往生した。この直後に上り普通列車(小山発/高崎行き、4両編成)が通過。列車の運転士は線路内で傾いて止まっていたクルマに気づいて急ブレーキを掛けたが、間に合わずに接触。クルマは中破したが、女性は車外に脱出していたためにケガはなく、列車の乗客乗員約50人も無事だった。

現場は遮断機や警報機が備わった踏切。警察は過失往来危険容疑で事情を聞いているが、調べに対して女性は「線路と平行する道路と勘違いしてしまった」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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