19日未明、茨城県取手市内の県道で、交差点を振興していた乗用車同士が出会い頭に衝突する事故が起きた。双方のクルマは中破し、5人が重軽傷を負っている。警察は一方のクルマを酒気帯び状態で運転していた19歳の少年を逮捕している。
茨城県警・取手署によると、事故が起きたのは19日の午前2時20分ごろ。取手市清水付近の県道で、交差点を進行していた乗用車同士が出会い頭に衝突。双方のクルマが中破した。
この事故で一方のクルマを運転していた28歳の男性が頭部を強打、近くの病院に収容されたが、意識不明の重体。もう一方のクルマを運転していた19歳の少年ら4人が打撲などの軽傷を負った。少年からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出したため、自動車運転過失傷害や道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。
現場は見通しの良い交差点。信号機は設置されていない。一時停止の義務は少年側にあったが、少年はこれを無視し、漫然と交差点に進入してきたものとみられている。
調べに対して少年は飲酒の事実を否認しているが、同乗者は「飲んだ帰りだった」などと、飲酒の事実を大筋で認めている。