クライスラーグループは6日、初の量産電気自動車開発に向け、米国の量産バッテリーメーカー、A123システムズ社との戦略的提携を発表した。A123システムズは現在、ミシガン州での生産拠点建設を計画している。
A123システムズは、クライスラーのレンジエクステンダー(航続距離延長装置)搭載電気自動車および100%電気走行用電気自動車向けの、『ナノフォスフェイト』リチウムイオン 角形バッテリーセルを供給することで、クライスラーと合意した。
2009年デトロイトモーターショーで発表した電気自動車5モデルで示したように、バッテリーシステムの中核は、拡張可能なバッテリーモジュールだ。このモーターショーでクライスラーは、2010年にクライスラー初の量産電気自動車を導入する意向を表明した。
クライスラーとA123は、バッテリーモジュールおよびバッテリーパックも共同開発する。バッテリーシステムをクライスラーの今後の電気自動車すべてに適用することで増産を図る。大規模な部品共通化による経済効果を得ながら、顧客のニーズに基づいた幅広い電気自動車を開発する。