激しい豪雨のため31周で赤旗終了となったマレーシアGP(5日決勝)。その混乱のレースを制したのはまたもや誕生間もないブラウンGPのジェンソン・バトンだった。
前日の予選を抜群の速さと安定感で制したバトン。重いタンクでスタートこそ他のマシンに先行を許したが、その後は着実にラップタイムを縮め、ライバルたちがピットストップを終える19周目にはトップを奪還。その後雨に翻弄され何度もタイヤ交換を強いられるも、落ち着いた走りでポジションを守りきった。
周回数の75%に達していないため獲得ポイントは半分にされたものの、これで開幕戦オーストラリアに続く2戦連続のポールtoウィンを達成した。
「なんてクレージーなレースだったんだろう! でもすごくエキサイティングだったよ。今日トップになることができて本当に嬉しい」
「マシンとペースには大満足だけれど、それでも今日のような天気では何が起きるかわからない状態だった。特にタイヤ選びが難しかったけれど、うまくできたと思う。一緒に表彰台に上ってくれた僕のエンジニア、アンドリュー・ショヴリン、そして作戦やピットで頑張ってくれたチーム全員に最大限の賛辞を送りたい」
「先週、おとぎ話みたいと表現した序盤戦の勢いが続いたことを誇りに思うよ!」と、バトンは喜びを語った。