出光、IZOを太陽電池向けに供給

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出光興産は、液晶パネルや有機ELなどのフラットパネルディスプレイ(FPD)用の透明電極材料として提供している「IZO」を4月1日から太陽電池向けに供給する。

同社は、独自で技術開発し、産業財産権を有している透明電極材料のIZOを1999年から液晶パネルや有機ELなどのFPD向けに供給している。IZOは、パネル生産時に異物の発生が少なく、薄膜の均一性、微細加工に優れるといったメリットがあることから、ユーザーからの評価が高い。

IZOの用途拡大をめざす太陽電池は、材料によってシリコン系と化合物系の2つに分類される。シリコン系はさらに結晶シリコン系と薄膜シリコン系に分けられ、現在は結晶シリコン系が主流となっているが、シリコンが高価であることや製造コストが高いといった理由から、薄膜シリコン系や化合物系の開発が進んでいる。

化合物系の中では、銅・インジウム・ガリウム・セレンの薄膜材料を用いるCIGS太陽電池の実用化が始まっている。

CIGS太陽電池は現在、酸化亜鉛系の透明電極材料が使われており、透明電極はCIGS層の上に薄膜で形成される。太陽電池向けの透明電極は、発生した電気を無駄なく取り出すために抵抗値が低いことや太陽光をよりよく通すために透過率が高いこと、高温高湿下においても耐久性に優れていることが求められる。

同社ではIZOがこれらの条件を満たすことに着目し、CIGS太陽電池向けに用途拡大して販売する。

今後はIZOに加えて、更に変換効率の向上に寄与する高性能な材料の開発を進め、2015年には売り上げ50億円を目指す。
《レスポンス編集部》

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