韓国のサンヨン(双竜)自動車は、『C200エアロコンセプト』の概要を明らかにした。昨年のパリモーターショーで披露した『C200』のスポーティ仕様である。
C200は、2008年10月のパリモーターショーで初公開された新型クロスオーバーのコンセプトカー。外観はジウジアーロ氏が率いるイタルデザインが担当しており、若々しい雰囲気が強調された。ボディサイズはトヨタ『RAV4』やホンダ『CR-V』とほぼ同じで、ホイールベースは2640mmとフォルクスワーゲン『ティグアン』よりも少し長い。
ボディは専用開発したモノコック構造で、足回りには車重軽減と低重心化を狙ってアルミ製サスペンションを採用。エンジンは直噴2.0リットル直4ターボディーゼル(175ps)で、駆動方式はFFと4WDを設定する。
C200のスポーティ仕様となるエアロコンセプト。サンヨンはそのイメージスケッチ1点を公開した。スポイラー一体のフロントバンパー、サイドスカート、リアスポイラーなどを装着して、スタイリッシュにまとめられているのが見て取れる。
経営破綻したサンヨンは現在、韓国政府の下で経営再建中であり、今後5年間で20の新型車を投入する計画。再生に向けた第1歩が、年内に韓国や欧州で発売されるC200だ。C200エアロコンセプトは、4月2日に開幕するソウルモーターショーで正式発表される。