三井金属鉱業は18日、2009年3月期の連結決算業績見通しで最終損益を下方修正した。
最終損益は350億円の赤字を予想していたが、720億円の赤字になる見込み。半導体実装材料であるTABテープ・COFテープ事業の抜本的施策について精査した結果、同事業の固定資産の減損損失105億円を計上することなどにより、特別損失が126億円増加する見込みとなったのに加え、業績悪化に伴う繰延税金資産の取り崩しにより、税金費用が245億円増加する見込みのため。
売上高や営業損益、経常損益は前回予想を据え置いた。