損保ジャパンと日本興亜が経営統合…国内第3位の損保グループ誕生

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損害保険ジャパンと日本興亜損害保険は13日、株主総会の承認と関係当局の認可を前提に2010年4月に経営統合することで合意し、基本合意書を締結した。

両社の経営統合が実現すると、三井住友海上グループとあいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の3社が統合する損保グループ、業界トップの東京海上グループに次ぐ業界3位の保険会社が誕生する。
 
少子化・高齢化、人口減少社会の到来、個人のライフスタイルの変化、自動車保有台数の伸び悩みなど、業界を取り巻く環境が大きく変化している中で、損保ジャパンと日本興亜は経営統合して競争力の強化を目指す。
 
両社は経営統合して全面的な業務提携を行い、実現可能なものからスピード感を持って取り組み、機能・サービスなどの標準化・共通化をはじめとした経営統合によるシナジー効果を早期かつ最大限に発揮することで、収益の拡大と効率化を追求する。
 
経営統合では、共同持株会社を設立し、両社がその完全子会社となる。損害保険事業以外の事業は、グループシナジー追求の観点から事業統合・再編に向けて協議する。
 
今後、経営統合に向けた準備を円滑・迅速に推進するため、両社社長を共同委員長とする「統合準備委員会」を設置する。また、両社協議のうえ、「統合準備委員会」の傘下にテーマ別専門部会を設置し、具体的な協議・検討を進める。

《レスポンス編集部》

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