【ジュネーブモーターショー09】三菱 i MiEV 欧州版プロトタイプ 発表

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三菱自動車は、3月3日からスイス・ジュネーブで開催されるジュネーブ国際自動車ショーに出展。2010年に欧州市場投入を想定した新世代電気自動車『i MiEV』プロトタイプのコンセプトカーを世界初披露した。

2009年夏に日本市場に投入予定のiMiEVをベースに、欧州市場を想定したデザインの変更が加えられた。高速安定性をさらに高めるために、前後トレッドを片側約20mmづつ拡大。衝突安全面では、欧州の厳しい安全基準に適合させるため歩行者保護性能として大型バンパーを装着、後方からの軽衝突性能を高めるため、前後のオーバーハングを延長させている。

ディティールは、サイドミラーや前後バンパーなどに水滴をイメージしたオブジェクトを配置し、環境への優しさを表現。フロントウィンドウ上部のアンテナには、『i』のロゴマークを型取った電球が取り付けられているのもユニークなポイントとなっている。

インテリアの特徴は、シートなどにとり入れられた電気基盤のモチーフだ。これは人間の血管=人の温かさといったイメージも含んでおり、電気と人と自然環境のコラボレーションが生み出したクルマであることを表現しているという。カラーリングは氷河をテーマに、雪を表す白いボディカラーと、氷を表す青のインテリアカラーが与えられ、自然環境をイメージさせる色使いとした。

メカニズムは現在日本で実証実験を行っているiMiEVと全く同様のシステムで、リチウムイオン電池、モーター、インバーターなどのEVシステムを後輪車軸の前に配置する「リア・ミッドシップレイアウト」を採用。重量物を低位置に搭載することで重心を低くし、ロングホイールベース化することで高い居住性と走行安定性を実現。全長3450mm×全幅1520mm×全高1600mm、ホイールベース2550m、車重1080kgのボディに最高出力47kW、最大トルク180Nmのモーターが組み合わされる。

細かい意匠はショーカーとしてドレスアップされているものの、欧州で販売される際にはシルエットやサイズはほぼこの形で登場するという。トレッドの拡大やバンパーの大型化によって、日本の軽自動車規格からは外れるため今夏発売される日本のiMiEVにこのスタイリングは反映されない。完全欧州仕様のiMiEVコンセプトカーだ。

《宮崎壮人》

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