オペルは3日に開幕するジュネーブモーターショーで発表するプラグインハイブリッド車『アンペラ』の写真を公開した。写真は外観1点のみだが、斬新なフロントマスクが確認できる。
アンペラは同じGMグループのシボレー『ボルト』とメカニズムを共用するプラグインハイブリッド車。モーター単独の走行距離は最大60km。2次電池は蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリーで、バッテリー残量が少なくなると、充電専用の小排気量エンジンが始動。ジェネレーターを回し、モーターへ電力を供給するとともに、バッテリーの充電を行う。オペルによると、最大500km以上走行できるという。
5ドア、4シーターのアンペラは、斬新なフロントマスクを採用。ヘッドランプとフォグランプがブーメラン状の一体デザインとなっているのが特徴だ。このデザインには、オペルが2007年のフランクフルトモーターショーで発表したコンセプトカー、『フレックスストリーム』との共通性を感じさせる。
また、写真から判断する限り、フロントマスクを除けば、車体はシボレーボルトと同一のもよう。ドアミラーのステー付近には、家庭用コンセントに対応した充電用ソケットが設けられているはずだ。
新型アンペラは2011年に欧州で発売予定。GMは2月27日に開幕したメルボルンモーターショーで、シボレーボルトのオーストラリア仕様、ホールデン『ボルト』を発表しており、ボルトの世界展開を加速させる方針だ。