三菱電機、地デジ・BDが安定して楽しめる車載AVシステムを開発

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三菱電機、地デジ・BDが安定して楽しめる車載AVシステムを開発
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三菱電機は12日、高速走行でも地上デジタル放送やブルーレイディスク(BD)を安定して楽しめる高画質な車載用ハイビジョンAVシステム技術のプロトタイプを開発したと発表した。

世界最高水準の高速移動時受信性能を実現する歪補償技術、電波障害の影響を抑えて安定した受信を実現する電波干渉抑圧技術、および業界初の1DINサイズの車載用BDプレーヤーのプロトタイプだ。

地上デジタル放送はアナログ放送に比べてクリアな映像を楽しめるが、移動速度が高速になるにつれて受信画像が乱れやすくなる。今回、高速移動時の受信性能を向上する独自の適応型歪補償技術を開発し、安定して受信できる限界車速を同社従来比1.3 - 1.5倍まで高めることに成功。限界車速が高まったことで、高速道路でも画像が乱れにくくなった。

また、放送局(中継局)から送信された地上デジタル放送の電波は、受信機に直接届く以外にも、山岳や構造物などで反射して届く場合があり、地域によってはこの反射によって電波障害が発生する。複数の送信アンテナから同一内容の放送を同一チャンネルで同時に送信するSFN環境でも、同様の電波障害が発生する場合がある。そこで、こうした環境下での受信性能を向上する電波干渉抑圧技術を開発し、安定して受信できるエリアを拡大した。
 
ダッシュボードにコンパクトに格納可能な1DINサイズのBDプレーヤーのプロトタイプは業界で初めて。映像信号処理基板の実装密度を1.5倍にするとともに、ディスクをローディングする小型の搬送機構系を新規に開発することで、デッキ部分の容積を従来の3分の1に小型化した。
 
車載用のBDプレーヤーは、家庭用と異なり常に走行による振動を受ける。BDではフォーカス方向の読み取り偏差がDVDの4分の1しか許容されないため、DVDよりも振動による影響を受けやすくなる。そこで、機構系と制御系を統合して高精度に解析する技術を駆使、新たな緩衝システムを開発して走行中の振動を受けても安定して再生できる耐振性能を実現したとしている。
 
今後、車載用地上デジタルテレビ受信技術を適用したチューナーを2009年度に製品化する計画で、その後、高級機市場向けにBDプレーヤー機能を搭載した車載AVシステムを製品化し、高精細・高画質を生かしたカーマルチメディア事業を展開していく。
《レスポンス編集部》

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