時間貸駐車場「タイムズ」を運営するパーク24は12日、国土交通省都市・地域整備局が実施主体の「富山ライトレール」(富山県富山市)パーク&ライド実証実験に技術協力すると発表した。
16日よりスタートするこの実験は、交通ICカード「passca(パスカ)」を用いて、指定の駐車場に自動車をとめて、富山ライトレール「ポートラム」を利用すると、駐車料金と2人目以降の往復運賃が無料となるもの。
サービスの仕組みは、富山市が管理する蓮町駅前の駐車場に、パーク24のITシステムを導入し、精算時にpasscaに記録された富山LRTの乗降車履歴を認識し、駐車料金と2人目以降の往復運賃を無料にする。パーク&ライドでは、駐車料金のみ優待価格にするシステムが多い中、本実験では2人目以降の往復運賃も無料になることが特徴となっている。
今回の実験は、国土交通省都市・地域整備局が掲げるコンパクトシティ構想の一つとして、公共交通機関の促進を目的に推進しているライトレール(以下、LRT)利用促進実証実験の一環として実施されるもの。パーク24は、独自のITシステムを活用することで、多くの鉄道会社と協力してサービスを積極的に展開している。