日産自動車の中国合弁会社である東風汽車の中村公泰総裁は12日、東京で記者会見し、2009年の販売計画(東風以外のインフィニティなど含む)を前年比4.6%増に相当する57万台とする方針を明らかにした。
08年の販売実績は19%増の54万5000台と大幅に増加したが、昨年後半から商用車市場が4割程度縮小しており、今年は小幅増の計画とした。
57万台のうち乗用車は10%増の41万5000台、商用車は横ばいの15万5000台を計画。
中村総裁は、「ブランド強化に力を入れるとともに、商用車は新モデルの市場投入も計画しており、全体として更に事業強化を図りたい」と述べた。中国の日産車は昨年、新型『ティアナ』やインフィニティブランドなど7モデルの新型車を投入、乗用車のシェアは3位に躍進した。