遮断機を見落とし列車と衝突 同乗者と会話に夢中

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1月23日に北海道北斗市内のJR江差線で発生した列車と乗用車の衝突事故について、北海道警は1月31日、クルマを運転していた韓国籍を持つ30歳の男を自動車運転過失致死傷容疑で逮捕した。飲酒運転容疑でも調べを進めている。

北海道警・函館中央署によると、問題の事故は1月23日早朝に発生している。北斗市七重浜2丁目付近にあるJR江差線の踏切で、遮断機作動後に踏切内に進入してきた乗用車と通過中の下り普通列車(函館発/上磯行き、4両編成)が衝突。大破したクルマには韓国籍を持つ3人が乗車していたが、このうち後部座席にシートベルト未着用で同乗していた28歳の男性が死亡。助手席に同乗していた37歳の男性も頭部強打で重体となった。

クルマを運転していた30歳の男も全身打撲の重傷を負ったが、この男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。警察では飲酒運転と強引な踏切突破が事故の主因と断定し、男の回復を待って1月31日に自動車運転過失致死傷容疑で逮捕している。

調べに対して男は「死傷した同乗者との話に夢中になり、前をよく見ていなかった」、「下り始めた遮断機に気がつかなかった」などと供述しているようだ。警察では男を厳しく追及。飲酒した店や飲酒量の特定を急いでいる。

《石田真一》

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