ベントレーのV8エンジン、50年の節目を迎える

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ベントレーは20日、同社のV8エンジンがその誕生から50周年に到達したことを明らかにした。ベントレーで最初にV8エンジンを搭載したのは、『S2コンチネンタル』。1959年のことだった。

S2コンチネンタルは6230ccのV8をフロントノーズに収めた4ドアサルーンで、スペックは未公表だが、2トン近い大型ボディを当時としてはトップクラスの200km/hまで加速させたと記録されている。

現在、ベントレーのエンジンには大きく分けて2系統がある。ひとつは伝統のV8エンジン。6747ccのV8ツインターボ(457ps、89.2kgm)を『アルナージT』、『アルナージR』、『アルナージRL』、『アズール』に搭載。6761ccのV8ツインターボ(537ps、107kgm)を「ブルックランズ」に積む。

もうひとつは、1998年にフォルクスワーゲングループの傘下に入ってから開発された、新世代ベントレー用の5998cc・W12ツインターボ。パワー&トルクは『コンチネンタルGT』、『コンチネンタルGTC』、『フライングスパー』が560ps、66.3kgm、「コンチネンタルGTスピード」、「コンチネンタルGTCスピード」が610ps、76.5kgmを発生する。

V8とW12のスペックを比較すると、トルクにおいてはV8がW12を上回る。とくにV8の最強版、『ブルックランズ』は0-96km/h加速5秒、最高速296km/hというスポーツカー顔負けのパフォーマンスを誇る。

英国チェシャー州クルーのベントレー本社工場では、V8エンジン1基1基を手作業で生産。完成車のエンジンには担当者のサインプレートが装着される。ベントレーのクラフトマンシップは50年を経た現在でも、しっかり息づいている。

《森脇稔》

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