田中貴金属工業、プラチナ取扱量が過去20年間で最高

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田中貴金属工業は21日、2008年1年間の投資用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量の数値(指数)をまとめたものを発表した。プラチナ地金は販売・買取とも過去20年間で最高の取扱量を記録した。価格急落により下半期から販売量が激増した。

08年のプラチナの年間平均価格は5409円/gで、01年以降の年間平均価格を上回った。08年3月には1980年以来の最高値となる7589円/gを記録、5月と6月には月間平均価格が7000円/gを超えた。1 - 6月の取扱量は、買取量が販売量の約1.8倍だった。

しかし世界的な景気後退と、自動車販売の不振による自動車触媒需要の減少などから、7月から価格が急落、11月には03年以来の最安値となる2454円/gをつけ、12月の月間平均価格は2578円/gにまで落ち込んだ。7月以降は毎月販売量が買取量を上回り、10月には過去20年間において最高の月間販売量を記録した。

プラチナ地金は、価格の割安感から現在も販売量が高い水準で推移しており、08年の1年間における販売量は、買取量の約2.7倍、07年実績の約526%を記録した。買取量も07年実績の約149%に達し、販売・買取ともに過去20年間の最高年間取引量となった。

金の年間平均価格は2937円/gと、こちらも01年以降の年間平均価格では最高値を記録した。08年の買取量は、販売量の約1.8倍、過去最高だった2007年の実績の約120%と、4年連続で年間買取量を更新した。08年の販売量は、07年実績の約205%に達し、02年以来の記録となった。

《高木啓》

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