日産自動車は、1月9日からインドのデリーで、日産の技術とデザインの取り組みを紹介するイベント「日産テクノロジー&デザインスクエア」を開催すると発表した。イベントはインド工科大学(IIT)デリー校で12日まで開催する。
イベントはアジア各国で2007年に開催された「日産デザインフォーラム」と昨年開催された「日産テクノロジースクエア」を同時に運営するもの。学生を始めとしたインドの関係者を対象に、日産の技術とデザインの取り組みを伝え、参加者に技術とデザインへの理解を深めてもらうことが目的。
インド日産の木村昌平最高経営責任者は「インドでの日産の役割は技術とデザインを通じて、インドの顧客を魅了し、生活を豊かにすること」とコメント。
技術コーナーでは環境、安全、フレンドリーイノベーションをテーマに、映像や説明パネル、体験型什器などの展示と技術デモンストレーションを通じ、来場者に日産の技術開発の取り組みや、最新技術を分かりやすく伝える。
また、「無段変速機(CVT)」「VQエンジン」、「オールモード4x4-i」など将来インドに導入されるクルマに搭載する技術も展示する。
デザインコーナーでは実車の4分の1サイズのモデルや日産のデザインコンセプトを説明するパネルなどを展示し、日産デザインの強みである究極のスポーツカー『GT-R』からスモールカーの『キューブ』まで、日本のDNAとグローバルな多様性を融合させたデザインを体感してもらう。
日産のエンジニアとデザイナーは、IITで現在の自動車業界の技術とデザイン、将来の方向性などについて講演する。日産が現在開発しているゼロエミッション車の技術や、デザインの戦略・プロセスなど、様々な題材が議論される。学生によるクルマのデザインコンテストも開催する。
このほか、ムンバイではIITボンベイ校が主催する「テックフェスタ2009」に協賛し、同様のイベントを同校で24日から26日まで開催する。