液体酸素のタンクローリーが横転 12時間の通行止め

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2日朝、宮城県蔵王町内の東北自動車道下り線を走行していたワゴン車と大型タンクローリーが衝突する事故が起きた。衝突を回避しようと急ハンドルを切ったタンクローリーは中央分離帯を突き破り、上り線側で横転。この事故で双方の3人が重軽傷を負った。

宮城県警・高速隊によると、事故が起きたのは2日の午前7時10分ごろ。蔵王町宮付近の東北自動車道下り線で、第1車線から第2車線へ進行していたとみられるワゴン車と、第2車線を進行してきたとみられる大型タンクローリーが衝突した。

タンクローリーは衝突を回避しようと急ハンドルを切った結果、中央分離帯に衝突。そのままこれを突き破り、上り線側に進入した直後に横転している。

この事故で双方の車両が中破。タンクローリーを運転していた37歳の男性が足を骨折する重傷。ワゴン車を運転していた45歳の女性と、同乗していた44歳の男性が打撲などの軽傷を負い、いずれも近くの病院へ収容された。

現場は片側2車線の直線区間。タンクローリーには液体酸素が積載されていたが、これが漏れ出し、引火や爆発の危険性が高いことから撤去作業に時間を要し、事故現場を含む区間が約12時間に渡って通行止めとなった。

《石田真一》

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