【日産 キューブ 新型】ベストグレードは 15X Vセレクション

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日産の新型『キューブ』には、4種類(e-4WDは3種類)のグレードが用意されていが、最もバランスが取れていてオプションの選択肢が豊富に用意されている「15X Vセレクション」は、ベストな選択肢といえる。

「15X Vセレクション」の価格は170万1000円。インテリアカラーは、「フェザーグレー」、「グラファイト」の2色を全ボディカラーで選ぶことができ、オプションでお洒落な「ラウンジブラウン」を選ぶこともできる。

また、インテリジェントエアコンが装備され、インパネの操作パネルも丸く配置されたスタイリッシュなデザインとなる。そのほか、本革巻きステアリングやメッキ処理が施されたインナードアハンドルも採用されているので室内の質感も高まっている。加えて、車内の開放感が高まるスタイリッシュガラスルーフもメーカーオプションで装備可能だ。

ベースグレードの「15S」は、144万9000円という価格は魅力的だが、内装色がグラファイトの1色となり、最新モデルとしては装備も寂しい。

中間グレードの「15X」は、153万3000円となり、内装色は2色設定されているが外装色とのコンビネーションで色が決まってしまう。インテリアの質感も少し低くなってしまうのが難点だ。「15S」「15X」では、スタイリッシュガラスルーフは設定されない。

最上級グレード「15G」の価格は190万円を超える。スタイリッシュガラスルーフや16インチアルミホイール、カーテンエアバッグ、ヒーター付ドアミラーなど豪華装備がもれなく装備されているが、1.5リットルクラスでは高額な印象が否めない。加えてタイヤサイズが大きくなるので、最小回転半径が4.6mから5mに拡大されてしまうのも弱点。

このように価格と装備を見比べて見ると、「15X Vセレクション」は、発売直後の初期受注でも約半数となる48.1%を占めており、今後もしばらくはキューブの売れ筋グレードとなりそうだ。

《岡島裕二》

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