新日鉄エンジニアリングは、コークス乾式消火設備(CDQ設備)を、三井鉱山の北九州事業所向けに1基、韓国ポスコ社の光陽製鉄所向けに2基、計3基を受注したと発表。
CDQ設備は、コークス炉で乾留された赤熱コークスを、冷却塔内で不活性ガスを用いて消火するとともに、従来、放散していた赤熱コークスの顕熱をボイラーで蒸気として回収する設備。発生蒸気を発電や所内プロセス蒸気として利用することで、環境・省エネ、CO2排出量削減などの効果が期待されるため、最近注目されている。
同社では、引き続きCDQ設備のトップサプライヤーとして、同設備を拡販に注力するとともに、その他の環境・省エネ設備の拡販を通じ、CO2排出量の削減を推進する、としている。