栃木でもひきずり死亡事故、2人を逮捕

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17日早朝、栃木県宇都宮市内の市道で、道路を横断しようとしていたとみられる女性が飲酒運転のクルマにはねられ、約700mひきずられる事故が起きた。女性は全身強打でまもなく死亡。警察はクルマを運転していた24歳の男を現行犯逮捕している。

栃木県警・宇都宮中央署によると、事故が起きたのは17日の午前6時20分ごろ。宇都宮市明保野町付近の市道で、道路を横断しようとしていた女性が交差点を左折進行してきた乗用車にはねられた。

クルマは女性を底部に挟み込んだまま走行。運転していた24歳の男は交差点から約700m走行したところで違和感に気づいて停車。そのときに初めて挟み込んでいた女性の存在に気づいたという。女性は近くの病院に収容されたが、全身強打でまもなく死亡。後の調べで同市内に住む48歳の女性と判明している。

運転していた男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。現場近くのカラオケ店で直前まで飲酒していたことを認めたため、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。同乗していた26歳の女は男が酒に酔っていること認識しながら、クルマを運転させたとして、道交法違反(飲酒運転幇助)の現行犯で逮捕されている。

現場は見通しの良い交差点。逮捕された2人は「女性をはねたことにはまったく気づかなかった」などと供述しており、警察では他車両が先にはねていた疑いも含め、事故の経緯を調べる方針だ。

《石田真一》

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