一般の利用を前に、建設中の首都高速道路10号晴海線「豊洲出入口」が報道陣に公開された。10号晴海線は、江東区有明2丁目の東雲JCT(しののめジャンクション)から江東区豊洲六丁目の豊洲出入口までの約1.5km。首都高速湾岸線と東雲JCTで接続し、豊洲出入り口は都道晴海通りに乗り降りする。豊洲から銀座方面へ延伸する路線だ。首都高速道路東京建設局は「再開発が進む豊洲にダイレクトにアクセスできるだけでなく、走行時間が短縮できて渋滞対策になる」(飯島啓秀局長)と、その整備効果を期待する。湾岸線を使って都心に向かうルートは、千葉方面からも神奈川方面からも、時間がかかった。路線が環状しながら都心へ向かうため他の路線と接続する渋滞ポイントを避けられないのだ。しかし、10号晴海線豊洲出入口が開通すると、豊洲出入口から晴海通りを使って、一直線に銀座まで出ることができる。同社の試算で所要時間は…千葉方面から都心●9号深川線経由辰巳JCT - 銀座(8.7km):12 - 21分●10号晴海線経由有明出入口 - 晴海通り(6.6km):11 - 16分神奈川方面から都心●1号羽田線経由大井JCT - 銀座(8.1km):12 - 25分●10号晴海線経由有明出入口 - 晴海通り(9.9km)=13 - 16分…と、いずれも短縮される見込みだ。「神奈川、千葉両方向からの湾岸線の4車線化もできるところは、すべて終わった。この相乗相乗効果で、ほとんどの時間帯で混雑することなくご利用いただけます」(飯島局長)一般利用は、2009年2月11日午後3時から。当日は晴海線誕生イベント「首都高スカイウォークin晴海」など記念イベントが予定されている。