日産自動車は、12月に実施している国内工場の減産措置に加え、2009年1月以降、さらに約7万8000台を減産すると発表した。
最新のグローバル販売動向を踏まえ、在庫増大リスクを回避し、バランスのとれた製品供給体制とするための措置。
1月以降、栃木、九州、追浜でラインの休止日を設けるほか、ラインスピードダウンで減産する。横浜といわきのエンジン工場もラインの休止日を設けるほか、いわき工場はVQエンジン組立ラインを1月以降、1直化する。
また、2009年1月時点で約500人の派遣社員を3月末までに削減する。
同社は中間決算発表で「2008年度においてグローバルで20万台以上の減産を実施する」と発表したが、その後、11月、12月に想定以上にグローバルで需要が落ち込んでいるため、さらなる生産調整に踏み切る。
日産は日々変化するグローバルレベルでの需要動向を引き続き注視し、今後も迅速且つ適切な対策を講じていくとしている。