住友ゴム、宮崎工場の燃料を天然ガスへ転換…全工場でガス化完了

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住友ゴム工業は、地球温暖化対策の一環として、タイヤ生産の主力工場である宮崎工場の既存ボイラーの燃料を、重油から天然ガスに転換し、全工場でガス化が完了したと発表した。

現在、宮崎工場までは天然ガスパイプラインが届いていないため、工場敷地内に液化天然ガス(LNG)サテライト基地を設け、LNGをタンクローリー車で輸送する方式を採用する。宮崎工場は新ゴム消費量月間9200トンの生産能力を持ち、同社で2番目に大きいタイヤ工場。今回の天然ガスへの燃料転換により、同工場は年間総排出量の18%にあたるCO2の削減が図れるとしている。
 
同社グループでは1984年からガス化による燃料転換を開始し、今回の宮崎工場の燃料転換に伴い、国内4工場と海外3工場の全7タイヤ工場のガス化が完了した。これにより、重油を使用していた時に比べて、国内で5万6000トン-CO2、海外で2万2000トン-CO2、計7万8000トン-CO2のCO2排出量を1年間で削減できることになる。

《レスポンス編集部》

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