住友金属工業は、昨年に引き続き、株主にものづくりの現場やそこで働く社員の姿を通じ、「等身大の住金」を理解してもらうため、株主の工場見学会を実施した。
同社の鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)、製鋼所(大阪市)、和歌山製鉄所(和歌山市)、住友金属小倉(福岡県北九州市)で各2回ずつ、計8回開催し、全国各地から株主と同伴者の計600人を各生産現場に招待した。
高温で真っ赤になった鋼片が次々と製品に加工されていくダイナミックな製造ライン、ミクロン単位で制御を行う最先端技術を駆使した製造現場などを見学してもらい、見学後の質疑応答では同社についてより深く理解してもらうために、役員が株主の質問に直接答えた。
同社では今後、より多くの株主に来場してもらえるよう秋季の見学会に加え、春季の実施も計画している。春季見学会は、鹿島製鉄所、製鋼所、和歌山製鉄所、住友金属小倉で各2回から各3回の開催へ回数を増やし、計12回の開催を予定している。
同社では今後も、株主との積極的な対話に努め、株主をはじめとするステークホルダーから信頼される会社を目指すとしている。